スウェーデン旅行② ~長くつ下のピッピを巡る旅~

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前回のスウェーデン旅行の続きです。

スウェーデン旅行① ~長くつ下のピッピを巡る旅~

2021.09.24

2日目 Vimmerby

リンドグレーンの世界が満喫できるコテージに宿泊

アストリッド・リンドグレーン・ワールドを満喫し、この日の宿泊場所は、Smålandsbyn i Vimmerbyというコテージです。

もともと、このコテージの存在は知りませんでしたが、Vimmerbyでの宿泊先を探していた時にたまたま見つけました。日本語の口コミが見つからなくて、外国語で書かれた口コミはどれも、子供連れで泊まったようなことしか書いてありません。なので、大人だけで泊まっても良いのかとか少し不安でした。

宿泊の1週間ぐらい前に海外から電話がかかってきて、英語が話せない私はその電話には出なかったのですが、そのあとメールが来ました。それがSmålandsbyn i Vimmerbyからのメールでした。
「コテージにはタオルとリネンはありません。貸し出しもしてますが、どうしますか?」という内容でした。
そう、ここはリネンは自分たちでやらなきゃいけないんです。あと、宿泊後は掃除もしないといけません
それでも泊まりたかったのは、ここのコテージがリンドグレーン作品の中に出てくる家をイメージして作られているから

Smålandsbyn i Vimmerbyまではアストリッド・リンドグレーン・ワールドから歩いて行ったのですが、結構距離がありました(;’∀’)約30分ぐらいかかりました。荷物があるので30分は長かったです。
しかも、電灯があまりないので、真っ暗だし。でも星がとっても綺麗に見えました☆☆

ようやくコテージに着き、暗い敷地内に入っていくと、男の人が「Hej!(こんにちは)」と笑顔でやってきました。
チェックインしたいんですが・・・と言うと、受付に案内してくれました。

他のホテルではパスポートを見せるように言われましたが、こちらでは特に言われませんでした。「今日君たちが泊まるところは、〇〇〇だよ」とおそらくスウェーデン語の作品名を言われました。
私が「???」となっていると、やかまし村の絵を指さして「これだよ」と。「やかまし村」の 3つ並んだ家の真ん中が、今回の私たちが泊るところみたいです。

そして、コテージのことをいろいろ説明してくださったのですが、アストリッド・リンドグレーン・ワールドは、彼のお父さんが作ったそうです!知らずに宿泊したのでビックリしました!

それから、リンドグレーンとお父さんが一緒に写った写真や

左上 リンドグレーンとホテルオーナーのお父さん

特別に描いてもらった、世界に1枚しかない貴重な絵を見せてくれました。
「ここに飾ってある絵はコピーで、別の小屋(?)に本物が飾ってあるから時間があったら見てごらん」と言われました。
そして、その貴重な絵がプリントされたポストカードや、いろいろなパンフレットもくれました(*´ω`)本当は色々話したかったけど、英語が話せないのがもどかしすぎました(;´Д`)

ポストカード

 

そして、私たちが泊まる コテージに案内してくれました!
壁にやかましむらのかわいい!

ベッドは2段ベッドを合わせて全部で4つあります。

その後、シーツを持ってきてくれて、「僕は今日は自分の家に帰るけど、明日の朝また来るからね。朝食はないけど、ワールドで食べられるよ」 などいろいろ親切に説明してくださいました。

自分たちでシーツを敷き、一息ついたところで、夕食を買いに行くことにしました。 ワールドからコテージに来る途中で買えばよかったとちょっと後悔。
コテージから1番近いCircle Kで買うことにしました。

サンドウィッチとグラノーラ付きのヨーグルトを購入。

おいしかったです。 シャワーはこんな感じです。

シャワーカーテンの方に向けてシャワーをかけてしまったら、床が水浸しになって大変でした(゚Д゚;)ここには、ドライヤーもないのですが、それをわかっていながらドライヤーは持参しなかったんです。なので、髪を乾かすのが大変でした(;・∀・)

次の日の朝・・・

昨夜は真っ暗で何も見えなかったのですが、朝になって、窓の外の景色を見て驚きました!
広大な草原が広がっています。もし自分の家の窓からこんな景色が見れたら最高です。

外に出て敷地内を歩いてみました。

こんな子供が遊べるスペースもあります。一組の親子が遊んでいました。

昨日オーナーが言ってた絵などが飾ってある小屋も見てみました。

リンドグレーンの写真や手紙も飾られていました。貴重なものが見ることができました!


長くつ下のピッピのコテージ。ピッピたちが窓からのぞいてます。

コテージに戻り、しばらくすると、オーナーがやってきました。「コーヒー飲む?」と聞かれたので、「Yes!」と答えると、「受付に来てね」とのこと。

受付に行くと、コーヒーを入れてくれました。
「スウェーデンのコーヒーだよ。口に合うかわからないけど。クッキーもどうぞ」と、ジンジャークッキーもくれました。このクッキー、気に入ってお土産に買っていきました。

スウェーデン語で「おいしい」は何て言うか忘れてしまったので、スマホに入れていたスウェーデン語のアプリで「おいしい」と伝えると、あぁ、なるほどみたいな微妙な反応をされました。。たぶん変なスウェーデン語だったのかな?!

あと、スウェーデンでは日本みたいに頻繁においしいおいしいとは言わないみたいです。

今日はどこに行くのか聞かれたので、「Astrid Lindgrens Näs(リンドグレーンの生家)」と答えると、車で送ってあげると言ってくれました。
「ピッピ号で送るよ!」と。

別の宿泊客をワールドに送るから、途中で降ろしてくれるそうです。
「アストリッドリンドグレーンの像は見る?」と聞かれたので、「見る!」と言うと、「じゃあ、そこまで送るから、そこからNäsまで歩いて行くと良いよ」と言われたので、そうすることにしました。
荷物があるので、とっても助かります!
最後に備え付けてある掃除機やモップなどで部屋を掃除してチェックアウトです。

シーツをはがして、受付に持っていくと、「持ってきてくれたんだ!」と言われました。 持っていかなくてよかったみたいです。

スウェーデンではチップを払う風習はあまりないようですが、送ってくれるというのでチップを渡すと、「このお金は?」と聞かれて「運転してくれるからチップです」と言うと、「いらないよ。送るのはタダだよ。」と言われました。
この時実際に私が話した英語は「Tip!」「Drive!」以上です(笑)

車に向かうと、ホントにピッピ号でした!ナンバープレートがPIPPIです!

若いお母さんと赤ちゃんと小さい女の子と一緒に、あたしたちもピッピ号に乗せてもらいました。リンドグレーン像まで送ってもらい、お礼を言ってお別れしました。
よく口笛を吹いてる陽気で、とっても親切なオーナーでした。

夫は、設備やアメニティなどが充実していないので、あまり気に入らなかったようですが、私はとっても気に入りました!!

次来た時も、またここに泊まりたいです!

3日目 Astrid Lindgrens Näs

まずは、銅像のところで記念撮影。

インフォメーションセンターに行くと良いとオーナーに言われたので、行ってみました。
地図とかリンドグレーンの生家のパンフレットなどをくれて、生家までの行き方を教えてくれました。

荷物を預けるか聞かれたのですが、帰りはまたAstrid Lindgrens värld駅から電車に乗るので、荷物は持っていくことにしました。

生家に向かっている途中、寄り道をしていたら、道が少しわからなくなったので、立ち止まって地図を見ていたんです。
道がわかり、歩き始めると、近くに立っていた男の人が「どこに行きたいの?」と声をかけてきました。

「Astrid Lindgrens Näs」と答えると、その人はわからなかったらしく、近くの駐車場に歩いて行き、車の中のおばさんに声をかけて道を聞いてくれました。
おばさんが行き方を教えてくれて、お礼を言うと、男の人が「途中まで一緒に行ってあげる」と言います。
私たちはその男の人の後についていきました。でも内心、とっても不安でした!「このまま付いていったらヤバいところに連れていかれるんじゃないか?!」とか「あとでお金を請求されるかもしれない」とかいろいろ考えました(;´Д`)

男の人はかなり足早だったので、荷物を持ってる私たちはついていくのに必死でした。しばらく歩いたところで、「あそこの角を曲がれば生家だよ」と言われました。
そこに、さっきのおばさんの車が着て、男の人はその車に乗って行ってしまいました。どうやら2人は親子?で、ただの親切心で道案内してくれたようです。安心したと同時に申し訳ない気持ちになりました( ;∀;)疑ってしまってごめんなさい。。あまりにも親切すぎて疑ってしまいました。。。

さて、案内していただいたお陰で、無事に Astrid Lindgrens Näsに到着です!

Astrid Lindgrens Näsはヴィンメルビューの郊外にあり、アストリッド・リンドグレーンの生家や展示パブリオンなどがある総合文化施設です。
2007年にはヴィクトリア皇太女によってオープニングセレモニーが執り行われたそうです。
受付のお姉さんもとっても親切で素敵な人でした。
英語の音声ガイドを聞きながらリンドグレーンの人生をたどった展示品が見られます。英語なのであたしはよくわかりませんでしたが・・・

すてきなお庭もありました。木に設置されたブランコとか。まるでリンドグレーンの作品の世界に入ったみたい。

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近所の人も散歩がてら、ここを訪れるようでした。

そして、こちらがリンドグレーンの生家。

リンドグレーン生家

事前に予約すれば、家の中も見学できます。私は予約の仕方がわかりませんでした・・・

お土産に、欲しかったピッピのクッキーの型を買いました。受付のお姉さんに「クッキー作るの♪?」と笑顔で聞かれました。

リンドグレーンの故郷ヴィンメルビューはとにかく素敵な街でした。人の温かさに触れることができて素晴らしい思い出になりました。
ヴィンメルビューを離れるのはとっても寂しかったけれど、ストックホルムに戻ります。
ところが、ストックホルムに戻る途中でハプニング発生!! つづく