自宅でヨーグルトが手軽に作れるヨーグルトメーカー。
量産できるから、お財布にも優しく、健康のために毎日ヨーグルトが食べたい人にも嬉しいですよね。
でも、自宅で作ると失敗してしまうリスクも高いんです。
わたしも、何度も失敗してます・・・
そこで、失敗の原因を調べてみました。
目次
手作りヨーグルトの失敗しないポイント
①成分無調整牛乳を使う
低温殺菌牛乳や加工乳、乳製飲料ではヨーグルトを作れません。
成分無調整の牛乳を選びましょう。
低脂肪牛乳でも作れることは作れるようですが、酸っぱくなったり、タネ菌が弱くなったりしてしまうみたいです。
失敗して牛乳を無駄にしないためにも、成分無調整牛乳を使いましょう。
②プレーンヨーグルトまたはヨーグルト菌を使う
ヨーグルトを発酵させるための乳酸菌は、市販の無糖や無添加のプレーンヨーグルト、もしくはヨーグルト菌(活性乳酸菌)を使用します。
ヨーグルトのタネ菌はフルーツやゼラチンなど添加物の入っているものでは作れません。
③しっかり消毒
ヨーグルトは雑菌やほこりが禁物です。
使用する道具は熱湯消毒しましょう。
作る前はしっかり手洗いをして、清潔な環境で作ります。
手作りヨーグルトの失敗原因
手作りヨーグルトを作ったときによくある失敗として、以下の3つがあげられます。
- ヨーグルトが固まらない
- ヨーグルトが大量に分離する
- ヨーグルトの酸味が強い
それぞれの失敗原因をご紹介します。
ヨーグルトが固まらない原因は?
①牛乳が古かった
牛乳が古いと上手にヨーグルトができないことがあります。
買ってきたその日に作る、賞味期限の長いものを選ぶなど、なるべく新しいもので作りましょう。
②ヨーグルトのタネ菌が古かった
牛乳もそうですが、ヨーグルト菌が古くてもうまく固まらないことがあります。
出来上がったヨーグルトもタネ菌にできますが、なるべく新鮮なうちに使いましょう。
基本的に、出来上がったヨーグルトの賞味期限は、使用した牛乳の賞味期限を目安にします。
タネ菌にするヨーグルトは牛乳パックの真ん中あたりから取りましょう。
菌のバランスが良く、雑菌が混ざっている心配も少ないです。
繰り返しタネ菌を使ったいるうちに、菌の性質が変わってしまったり、雑菌が入る可能性が高くなります。
タネ菌を保存する容器もしっかり熱湯消毒します。
永久にタネ菌を使い続けることはできないので、定期的に新しいタネ菌に交換する必要があります。
経験上では、繰り返し使うのは2~3回までかなと思います。
私の場合は、だいたい、3回目で出来上がりが変わってきます。
つぶつぶの固まりができていて、ざらざらしていることが多いです。4回目には固まらなくなります。
③ヨーグルト菌の量が少なかった
ヨーグルト菌の量が少なくてもうまく固まりません。
量はヨーグルト菌の種類や牛乳の量によっても異なります。
それぞれのヨーグルト菌の説明書を確認してみてください。
【タネ菌の目安量】
牛乳の量 | プレーンヨーグルト | カスピ海ヨーグルト |
500ml | 25~30ml | 40~50ml |
1000ml | 50~75ml | 90~110ml |
④温度が低かった
冬など室温が低いときは、固まらないことがあります。
そんな時は、発酵時間を延長すれば固まることがあります。
使用した牛乳の温度によっても出来上がり時間が違ってきます。
⑤雑菌が入ってしまった
前述しましたが、ヨーグルトは雑菌や汚れが禁物です。
まず手をよく洗ってからヨーグルト作りを始めましょう。
ヨーグルトが直接触れるもの(かき混ぜるものや計量カップなど)は中性洗剤で洗った後に、熱湯消毒して、自然乾燥させます。
プラスチックは変形してしまう可能性があるので、70℃くらいの熱湯に2~3分漬け置きしましょう。
自然乾燥させている間も、雑菌がつかないように注意が必要です。清潔な環境で乾かしましょう。
牛乳パックを開封するときも、直接牛乳に触れないように気を付けます。
ヨーグルトの水分が大量に分離して均一に固まらない原因は?
①牛乳が古かった
②タネ菌を入れた後のかき混ぜが不十分
よくかき混ぜないと、分離してしまうことがあります。牛乳パックの底の方までしっかりかき混ぜましょう。
プレーンヨーグルトを使う時は、かき混ぜてやわらかくしてから牛乳の中に入れると混ざりやすくなります。
③発酵中にかき混ぜたり、振動を与えた
ヨーグルトメーカーで発酵している途中に、かき混ぜたり、頻繁にふたを開けて中をのぞいたり、振動を与えるとうまく固まらなくなってしまいます。
初めて作るときは特に気になってしまうかもしれませんが、ぐっとこらえましょう。
市販のヨーグルトでも水分が浮いていることありますよね!
これは、ホエー(乳清)といってヨーグルトの成分です。乳糖や水溶性たんぱく質、ミネラル、ビタミンなどの成分が含まれているので、安心して食べられます。
ホエーだと知らなかったときは、市販のヨーグルトのホエーを捨ててしまったこともあります( ;∀;)栄養がある成分だったなんて!もったいなかったです。
ヨーグルトの酸味が強い原因は?
①牛乳が古かった
②通電時間が長かった
タネ菌の種類や牛乳の温度、室温などによって出来上がり時間が異なります。
出来上がり後、冷蔵庫内で冷ましている間も発酵が進んで酸味が増します。
酸味が気になる場合は、少し早めにヨーグルトメーカーから取り出してもいいかもしれません。
【出来上がり時間の目安】
牛乳の量 | プレーンヨーグルト(発酵温度40~45℃) | カスピ海ヨーグルト(発酵温度25~30℃) |
500ml | 5~8時間 | 8~12時間 |
1000ml | 8~10時間 | 12~20時間 |
まとめ
いかがでしたか?私も思い当たることがいくつかありました。
手作りヨーグルトを作る際は、上記のポイントを注意して作ってみてください。