CBDとは？効果やCBD製品の種類、選び方

リラックス効果やストレス軽減効果などがあるとして注目されているCBD。でもCBDとはいったい何なのでしょうか？
そこで今回はCBDは合法なのか、どんな効果があるのか、CBD製品の種類や選び方などをご紹介します。

1 CBDとは？
- 1.1 CBDは合法？
2 CBDの効果
3 CBD製品の種類
4 CBD製品はどのように選べばいい？

CBDとは？

CBDは「Cannabidiol（カンナビジオール）」の略称で、大麻植物から抽出できるカンナビノイドという成分の1つです。大麻草の茎や種子から抽出される成分で、リラックス感を得ることができ、不安やストレスを軽減させる効果があると言われ、医療や健康・美容分野で広く利用されています。
大麻というと、一般的にマリファナをイメージする方が多いかもしれませんが、マリファナの主成分は「THC（テトラヒドロカンナビノール）」というカンナビノイドで、「CBD」とは別の成分です。「THC」は酩酊状態や多幸感や幻覚、幻聴など精神作用を引き起こし、依存性もありますが、「CBD」は精神作用や依存性はありません。

CBDは合法？

マリファナは日本では麻薬の一種として法律で禁止されています。
一方、CBDは違法ではありません。『大麻取締法』第一章第一条には下記のように記されています。

この法律で「大麻」とは、大麻草（カンナビス・サティバ・エル）及びその製品をいう。ただし、大麻草の成熟した茎及びその製品（樹脂を除く。）並びに大麻草の種子及びその製品を除く。
出典：厚生労働省　大麻取締法(昭和二十三年法律第百二十四号)

CBDは大麻草の茎や種子から抽出される成分なので、大麻取締法が規定する「大麻」からは除外されているため、使用しても違法にはならないのです。
日本国内で一般的に販売されているCBDアイテムは、厚生労働省から許可を得ているため、安心して使用できます。
ただし、中には日本の基準を無視して、個人輸入をしたカンナビジオール(CBD)を販売している業者も存在します。THC成分が含まれたものを販売している場合もあるため、日本の基準に沿って輸入・販売・製造している正規販売店で購入するようにしましょう。

CBDの効果

自律神経を整える

CBDは、セロトニンやドーパミンなどの神経伝達物質に影響を与え自律神経を整えてくます。自律神経が乱れると、臓器に影響を与えたり、不安や緊張感に襲われたり、不眠症や偏頭痛、多汗症の原因となることもあります。自律神経が整うことで、ストレスや不安を緩和してリラックス効果を得られます。また、不眠を緩和します。

抗炎症作用

CBDは抗炎症作用があります。発熱や痛み、腫れなどを抑える効果も期待できます。また、ニキビやアトピー性皮膚炎、アレルギー性皮膚炎にも効果的です。

抗酸化作用

カンナビジオール（CBD）には抗酸化作用があります。細胞の老化を防ぎ、シミやシワ、たるみを防止する効果が期待できます。
また体内にも抗酸化作用は効果を発揮するため、身体の中にある活性酸素を抑え、生活習慣病の防止やガン予防の効果も期待できます。

鎮痛効果

CBDは鎮痛作用を持つといわれていて、慢性的な痛みや炎症に対して効果を示すことが報告されています。

抗てんかん効果

CBDはてんかん発作の頻度を減少させる効果があることが確認されており、海外ではてんかん用の医薬品が、米国で2018年6月に販売承認されました。

CBD製品の種類

CBD製品は精製方法によって、「アイソレート」「ブロードスペクトラム」「フルスペクトラム」の3種類があります。
「アイソレート」の含有成分はCBDのみ、「ブロードスペクトラム」はTHC以外の大麻草の全ての成分、「フルスペクトラム」はTHCを含めた大麻草の全ての成分が含まれています。日本で流通しているのは「アイソレート」と「ブロードスペクトラム」です。